【本の紹介】FIRE 最強の早期リタイア術
今回ご紹介する本は「FIRE 最強の早期リタイア術(以降FIRE本)」です。
どんな人におすすめか
この著書は以下のような方におすすめです。
- 若い間に経済的な自由を手に入れたい人
- できるだけ安全に経済的な自由を得たい人
お金持ちの3つのタイプ
FIRE本の18章で、お金持ちは以下の3タイプに分類できると述べられています。
- ハスラー
- 投資家
- オプティマイザー
お金を集める時、「収入を増やす力」、「支出を減らす力」、「投資でお金を生む力」のいずれかが必要になります。
上記の3タイプは、この三つの力のどれに秀でているかで決まります。
「ハスラー」はお金を稼ぐ能力に秀でています。起業家などが当てはまるタイプです。
「投資家」は優れた投資方法を導くスキルを重視します。
「オプティマイザー」は収入や投資は普通ですが支出の把握と減らし方に特化しています。
本屋で並んでいるファイナンス系の本は上記のいずれかの立場で書かれています。
例えばロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」は「ハスラー」の立場で書かれています。
FIRE本の著者は「オプティマイザー」であり、本書では「オプティマイザー」としてのスキルが紹介されています。
リタイアとは?
FIRE本のサブタイトルは「最強の早期リタイア術」なので、リタイアとは何なのか説明しておきます。
ご存知の方もいると思いますが、リタイアとは仕事を辞めることです。
より正確には、転職のための退職などではなく、お金を稼ぐために仕事する事をやめることを指します。
一般には定年退職などがリタイアにあたると思います。
FIRE本ではより早くリタイアできる経済力の獲得を目的とし、そのための手段が書かれています。
どんな事が書いてあるか
FIRE本には以下のような事が書かれています。
- 支出の減らし方
- リスクを抑えた投資方法とその根拠
- リタイアに掛かる年数の概算方法
- リタイア後に想定されるリスクと対応策
- お金持ちのタイプ分けと各タイプの特徴
この記事では初めの一歩となる「支出の減らし方」を要約してお伝えします。
支出の減らし方
FIRE本の6章では「支出と満足感の関係」と「支出を減らす手順」について述べられています。
「支出と満足感の関係」の要約は以下です。
- 満足感を得られる支出は「モノの所有」と「経験」の2種類に分けられる
- 「モノの所有」による満足感は、回数を経るごとに低下する
- 旅行などの「経験」による満足感は低下しづらい
上記を踏まえたうえで「支出を減らす手順」が述べられています。
「支出を減らす手順」の要約は以下です。
- 1ヶ月の支出を洗い出す
- 不要で満足感を得られない支出を減らす (銀行の手数料など)
- 我慢が必要だが慣れられる節約をする (外食をやめるなど)
- 持っているとお金が掛かるモノを手放す (車など)